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ワイズセラピューティックス社の臨床試験中の新薬候補物質YSPSLが
米国および欧州で希少疾病用医薬品等の指定を受けました
2006年7月21日
カリフォルニア州バーリンゲーム―2006年7月20日―本日、ワイズセラピューティックス株式会社の米国子会社Y’s Therapeutics, Inc.は、腎移植における移植片機能不全の予防薬として臨床試験中のYSPSL(rPSGL-Ig)が米国食品医薬品局(FDA)および欧州医薬品審査庁(EMEA)の希少疾病用医薬品指定を受けたことを発表しました。
「希少疾病用医薬品等の指定はワイズセラピューティックス社にとって非常に画期的な事です。」Y’s Therapeutics, Inc.のジョン・ウルフ社長はこう述べています。「YSPSLの主な対象疾患は腎移植患者に起こる臓器移植後機能障害(DGF)です。希少疾病用医薬品等の指定は、YSPSLの開発や商品化計画への推進力となることでしょう。正式に認可されると、YSPSLは、DGFを対象疾患として、欧州で10年間、米国で7年間、市場を独占することができるのです。」
臓器提供と移植に関する国際記録によると、2005年、欧州では17,000件以上、米国ではおよそ16,500件の腎移植手術が実施されました。亡くなった臓器提供者からの移植(米国では昨年9,900件以上)ではDGFが起こりやすいという傾向があります。虚血再灌流障害とはDGFの最大の原因で、酸素や栄養素の流入が停止していた細胞に血流が再開した時に起こる炎症です。炎症は細胞の損傷を悪化させ、また、移植した臓器の機能不全、拒絶反応、より早期の移植片機能損失を引き起こすことがあります。
YSPSL(rPSGL-Ig)はPセレクチン糖タンパク質リガンド1(PSGL-1)をヒトIgG1と結合させた、臨床試験中の有望な組み換え分子で、現在腎移植に伴うDGFの予防薬として承認審査中です。YSPSLはセレクチンと呼ばれる分子の接着をブロックし、炎症部分に白血球や血小板が蓄積するのを抑制します。具体的に言うと、YSPSLは、活性化した血小板や内皮細胞上に現れたセレクチンに結合します。その結果、YSPSLは、炎症細胞のセレクチンリガンドの結合だけでなく、次に起こる炎症作用、血小板凝集、血栓症をも抑制するのです。移植を行った実験動物にYSPSLを投与した結果、虚血再灌流障害から臓器を守るヘムオキシゲナーゼ-1などの抗アポトーシス遺伝子が増える可能性があることがわかりました。
YSPSLは大規模な第T相臨床試験を終了し、第U相臨床試験の研究段階にあります。第U相臨床試験でのDGFの研究は2005年11月に開始されました。そして現在、米国内の主要な移植センター14ヵ所に患者が登録されています。臨床試験はCTIが行っています。CTIは治験に関わる総合的なサービスを提供する医薬品開発業務受託機関(CRO)で、とりわけ移植の臨床試験においては高度な専門性を持っています。
ワイズセラピューティックス社(http://www.ysthera.com)は株式非公開のバイオ医薬品企業で、炎症性疾患、がん、その他治療法が確立されていない疾患に対する新しい治療薬の研究開発に携わっています。当社は共同研究や学術機関やバイオ企業からのライセンスインを通じて前臨床や臨床試験の臨床プロジェクトの開発を中心に行っております。当社では製品の権利のライセンスアウト、ベンチャー企業の設立、第V相臨床試験での開発、生産、ポートフォリオ製品の商品化を含めたパートナーを探しています。現在、当社には数件の臨床、前臨床パイプラインのプロジェクトがあります。
照会先:ジョン・ウルフ
電 話:+1-650-777-7000
E-Mail:bizdev@ysthera.com
照会先:今井守
電 話:03-5784-2762
E-Mail:admin@ysthera.com
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